3月23日にMMM0311の運営を開始してから2か月が過ぎました。
当初はTwitter上に流れていた膨大な情報から、信頼性の高い情報を地域別に抽出できないかと「がばったー」をマップ化することからMMM0311を始めましたが、政府/地方自治体のサイトから統計データ/リストデータが順次公開されるようになるにつれ、それらオープンデータのマップ化を行うことに注力してゆくことになりました。
しかし、まだまだマップ化を試みつつも、できていないそれら公的なオープンデータが手元には幾つかあります(県が公開している各避難所の収容人員数と現状の空数のリストや、学校や児童福祉施設の環境放射線モニタリング調査データなど)。
原則的に「マップ化するため」には、元データ側に位置情報(緯度経度座標)が指定されていることが必要なのですが、上記のリストデータにおいて「場所を指し示すデータ」は施設名称のみというケースが多く(ジオコーダーによる緯度経度座標変換が可能な住所データが完全に記載されていないこともあり)、なかなか緯度経度座標の付与~マップ化が行えていないのが実情です。
他方で、情報を整備/公開される自治体のご担当者様のご事情を考えますと、まずは「施設名と市町村名をリストアップできれば、地元の皆様にはそれで場所がわかる」ため、現状では必要十分なデータ整備であるかと思いますし、また何より住所や緯度経度座標を付与するのは甚大な作業負荷であり、リストデータの作成に用いられているであろうエクセルやワード等と連動し、施設名等から簡単に位置情報を付与できるツールも普及していませんので、そもそもが極めて非現実的な作業になるものと考えられます。
また、リストの内容を確認してみますと、避難所や調査箇所の対象施設は必ずしも公共施設のみではないこともあり、国土交通省が公開している「国土数値情報」の公共施設データではカバーしきれていないため、当該データでは全てを網羅できないのも実情です。
しかし、リスト形式では時間空間的な関係性がわかりませんし、状況の俯瞰もなかなか難しいため、やはり「マップでの可視化は、情報共有/参照方法として有用なのではないだろうか」と勝手ながら考えてしまうこともあり、なんとか既存データに位置情報を付与/変換し、マップでの可視化が行えないものかと模索を続けております(例えば、国土交通省東北地方整備局の「被災された市町村の臨時掲示板」のマップ化は、当方が手作業でリスト化し、緯度経度座標を付与しています)。
斯様な事情もあり、MMM0311では、引き続きエクセルやワード等で作成されたリストデータ(=非GISデータ)を、地図上で情報共有するための方策を検討/模索を続け、随時コンテンツの追加を行ってゆきたいと考えておりますので、今後とも宜しくお願い致します。
なお、本ブログの更新は滞っておりますが、MMM0311側のデータ更新は、自動更新されるコンテンツも含め継続して行っておりますので、念のため(文部科学省「都道府県別環境放射能水準調査結果」は手動更新のため、更新間隔が3~4日とやや不定期になっております…)。